2023年10月5日(木)
【蒼桜】夜の実業家「桜井野の花」業界初の女性オーナーに
『A-GROUP / 蒼桜』桜井野の花。歌舞伎町の名物キャバ嬢から一転。お騒がせナイトビジネスプロデューサーとなった彼女は唯一無二の女性オーナーとしてホストクラブをオープン。そんな彼女の本音に迫る!!
ーキャバ嬢としてのキャリアはどれくらいですか?
15年くらいですね。今はプレーヤーではないのでオーナー業がメインです。キャバ嬢を引退してから、キャバクラのプロデューサーを経て、オーナーになって、ほかの店舗にもチャレンジし始めましたね。
ーキャバクラとホスト以外にも何か経営されているのでしょうか?
美容院とシーシャバーも経営してます。全部歌舞伎町にありますよ。
ーホストクラブのオーナーになったきっかけはなんですか?
ホストブームに乗っかりました。前からホストクラブの経営はやりたいと考えていて、その中で自分が保有している空き物件もあったので。
ー空き店舗ができるんですか?
キャバクラの経営っていつ何が起きるかわからないから、念のために別の店舗で運営できるようにしてないといけなくて。でもそこで、更にキャバクラ増やしてもお客さんが分かれちゃうだけだと思うから、別のことしようかなって。
ーではやはり、キャバクラ経営のキャリアがホストのオーナー業に生かされいるのでしょうか!!
あまりないですね。
他の店舗にアドバイスをしたことはあるけど自分の店舗で自分の経験をフル活用した時にキャバクラとホストの違いが弊害になると感じていました。
ー女性オーナーになって大変だったことはありますか?
野の花さんには男性のファンが多いからこそ、イメージが変わったりとか影響なかったですか?
これもあまりないと思います。キャバしてるときからホス狂いで有名だったし、「ホストで使ったお金はホストで回収する」と謳ってるくらいなので。イメージダウンだとか、これまでのお客さんがそれで減っちゃうとかもなかったですね。
ーでは逆に良かったことはありますか?
ミーティングに参加させてもらう中で、ホストとキャバ嬢の違いがよく分かったことです。ホストって、営業時間外にお店じゃないところでお客さんとの時間を使うことが結構多いんですよね。キャバ嬢に関しては、そういうのほとんどなくて。
それとお客様にも違いがあって、ホストに通う女の子って通うためにお金作るんですよね。
キャバクラにくるお客さんは、お金ある人が多いんですよ。だから、やっぱりホストの方が大変なんだなってよくわかりました。
ーではキャバクラ時代や、キャバクラのオーナー業で培ったビジネスモデルを導入してるのでしょうか?
求人方法はキャバクラ流でやりましたね。ホスト業界では嫌がられる方法だったりするんですけど、やっぱりいいスタッフが揃わないとお客さんの満足度も下がっちゃうので、お金かけてますね。まぁたまに、何を間違えて応募したんや?鏡見たことある?って人も応募ありますけどね(笑)
ー逆にキャバクラの経営においてホストオーナーならでは戦略があったりしますか?
ホストのオーナーになってからではないけど、回転の時間をホストくらい短くしてますね。回転率を上げて、その後指名に繋げるのはLINEとかの連絡手段の中でやってもらってますね。だから、メッセージの内容だとか送る時間のアドバイスなんかも指導の一環としてやってます。
ー蒼桜の店舗には結構足を運ばれますか?
ほとんど社長が頑張ってくれてるので、自分はオーナーだし店舗に行くことは少ないですね。今は数字ベースで話を進めることが多いですね。経費渋ったり、然るべきポイントで使ったり、方向性を伝えたりしてます。まぁ女の私がずっと店にいてもおかしいことになりますしね(笑)
自分は月1のミーティングで従業員とのQ&Aをしたり、イベント時に顔を出したりしています。
ーキャストとの関係性について、、間違いとかないんですか!!
ないですね。
ー一線置いてるんでしょうか?ホストクラブに女性キャストが少ない理由として、爆弾になるからと聞いたことありますが。
いえ。いい子がいたら全然仲良くしたいですね(笑)
もし私が爆弾踏んでも、自分の店だし自分で責任取るだけなのでね。今のところ蒼桜にはいないってだけですねぇ。
ーそういうことだったんですね。ちなみにホストに通ってた時期とかありますか?
ホス狂いで有名でしたよ。最初は友達に誘われて軽い気持ちで行ったんですけど、結局ホストのこと好きになっちゃったので通ってましたね。その人とは3か月くらいで終わりましたけど、一番長い人だと5年くらい仲良くしてた人もいます。デビューから引退まで会いに通って、引退後の現在も仲良くしてるとかもあります。
ー結構通いこんでたんですね。担当変えたりとかいろいろされましたか?
いろな人に変えて、ランク付けしてました(笑)
ーそのランク付けの中で一番になる人ってどんな人なんでしょうか?
ぶっちゃけ枕あるかないかで大きく変わりますね。
枕なしってなると、相当なスキルがないと難しいと思う。逆に枕なしですごい売れてる人とかっていうのは、何かが特別ズバ抜けてるんでしょうね。多分私だけではなくて、どの子も枕大事って言うと思いますよ(笑)
ー流行るホストクラブにするために必要なことってなんだと思いますか?
純粋にどんなお店に行きたいですか?
やる気ある子が多い店ですね。ずば抜けて顔がいい!!ってお店より楽しいと思います。
ーやっぱりイケメンがどうかではないということですね。
顔面の追及はキリがないので、ある程度タイプであればあとは内面かなと。私は、自分と対照的な人が良かったです。
例えば、私掃除嫌いなんですけど、綺麗好きな人とか。あと、私は食べ方汚いので、食べ方が綺麗な人とか(笑)
まぁ結局どこのキャバもホストも恋人が一番お店でお金使ってくれてたりもしますけどね。
ー野の花さんも恋人が店に通ってた時期とかありましたか?
そんな時期もありましたね。でも売上でいうとそんなに高くなくて。月間2000万くらい稼げるようになったのは、指名本数を意識するようになってからですね。
あ、ちなみにホストみたいに掛け払いないので、正真正銘の2000万ね。
まず、一人のお客さんに執着しないことにしました。誰かがお店に来なくなっても困らないように
パワーバランスを分散させてました。
たまにいるんですよね。無限系の人。こういう人が現れても頼らないようにしてました。
盆暮の挨拶程度で済ましてましたよ(笑)そういう人で固めるやり方してる人もいるけど、
私は売り上げの浮き沈みがダイレクトにメンタルの浮き沈みに影響するので、とにかく分散させてましたね。
ー最後に今後の目標はありますか?
この店に対して自分が何ができるかは常に考えてます。
運営してるキャバクラの方では、過去の自分のお客さんを紹介できるけど、ホストはそれができない。
だから自分の持ってるSNSでの露出の機会を与えたりしてます。何かをつかむきっかけになってほしいと思ってます。
ー個人に対してのアプローチ以外にお店全体に対しての目標はありますか?
店舗を増やすことはしないと思うので、箱を大きくはしたいですね。
それともし店舗を増やすなら、地方でやりたいと考えてます。店舗数が多いグループとは店舗数では競い合えないですからね。それにそういう店舗はそのグループの名前や店舗名が有名になってることが多い。うちの店舗の場合は桜井野の花の名前が強い。これを生かせるところで勝負したいですね。
ー店舗展開するならどこがいいですか?
実はすでに石川県にキャバクラ展開しようかなと思ってます。
繁華街じゃなくて飲み屋街でキャバクラしてみたかったんですよね。
ーなんで石川県なんですか?
仙台や熊本も悩みました。北海道のすすきのも検討してて視察にも行きました。でも空港から遠すぎたのでやめました。あとは、石川に行ったお客さんから、石川でも桜井野の花の名前知ってる人いたよって話をちらほら耳にして。
それと、キャバクラで大手のグループが石川のそこの飲み屋街に4つも既にお店構えてて、何か理由があると思うんですよね。お金の匂いがしましたぁ!!
今回の取材を通じ、彼女の芯の強さのようなものを感じました。
キャバクラ時代には100か月連続No.1を取り、自分磨きに3000万以上の投資をされている野の花さん。
そんな高嶺の花&女性の鏡のような存在にも関わらず、インスタグラムでは飾り気なく赤裸々に全てを語っていたり、、。どうして?!とそのギャップが気になっていましたが、彼女のサバサバした男より男気のある考え方や経験を伺い納得しました。歌舞伎町でのお騒がせ事件なども乗り越えて、彼女は唯一無二の女性オーナーになったんだと確信しました。
今後も彼女の勢いに目が離せませんね。
▼桜井野の花SNS
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