HOST MONSTAR 撮影裏話～桐生レイラ後編～ Vol.2

2021-04-06

バラエティー

前回の続きです。
「RHYTHM-by AIR GROUP」桐生レイラ社長のMONSTAR.MOVの撮影裏話をご紹介します。

このPVの撮影では、誰よりもタフな環境に置かれたのはもちろん、出演者のレイラ社長です。

それでも、高い集中力を発揮して惚れ惚れするような演技を披露し、
僕は冗談抜きでレイラ社長のトリコになりました。

顔の表情ももちろんですが、それ以上に目を奪われたのは手の動き･表情です。
ただ単に座っていても常に手と指はゆっくりとですが動き続けて表情を変えていきます。

さらに、足の表情も最高にカッコイイ。
もちろん演技指導などは一切してません(それはそれでディレクターとしてどうなんだという思いもありますが)。

カメラがゆっくり回転しているのに合わせてレイラ社長も体を回していき、最後に足をクイっ!!
このカットが撮影できたときは「絶対に使おう!」と心の中で叫びました。

わずか90秒のこの動画ですが、そのための素材を撮影するために要した時間は3～4時間。
かなりの強行軍でしたが、なんとか撮影することができました……と言いたいところですが、
実はもう1ヵ所撮影してみたいと考えていた場所がありました。

実際に予定に組み込んで動いていたのですが、その場所に到着して改めて状況を冷静に見てみると、撮影はかなり厳しいと判断。

ただ、撮影を実際に断念した大きな理由は別にあります。

当時からお忙しかったレイラ社長。
撮影当日は移動も多く、集中力が必要な濃い内容の撮影が続いていました。
そして最後のロケ地に向かう車内で、
困ったような、それでいて気を遣うような笑顔を僕に見せながら、

「もうそろそろ……(撮影は終わりにしませんか？)」とポツリ。

レイラ社長が疲れ切っていることに気づけなかった恥ずかしさと申し訳無さもあり、
そのまま撮影は終了となりました。

結果的に、この判断は正しかったと今でも思いますし、
東京出張の際、その場所を通るたび「ここで撮影するって頭おかしいな」と自分でも思います。

ちなみにこの動画では途中に静止画が出てきますが、これは「写ルンです」で撮影したもの。
同動画では使用してませんが、レイラ社長自身が自撮りした写真もあります。

撮影時はいろいろとお願い事が多く、レイラ社長にとってかなりタフな撮影だったと思いますが、
おかげ様で最高のPVが完成しました。
今見ても最高にカッコイイです。

レイラ社長、誠にありがとうございました。