2023年3月17日(金)
【五十嵐 俊】誰よりも満足しない男
『まだ全然足りてないです』
【L's collection 2022年間売上No.1】年間売上3億5千万円
なぜ五十嵐 俊は走り続けるのか、消えない勝利への願望の裏側は?
圧倒的記録の裏側は常に自分自身との戦いだった。
満足はない
ー前回の上半期表彰式では『満足はしない』とおっしゃっていましたが、年間で1位に輝いた現在はいかがですか?
まだまだ満足はしていないですね。僕は生きている限りは満足はしないと思います。それがホストであろうと、なかろうと、人生において満足は必要としていないかもしれません。死ぬ時に『この人生めっちゃ良かったな』って、挑戦しまくったなって思えるくらいの人生を送りたいと思っているので。
ーでは達成感は?
今でも正直走りきれたなって達成感はあります。ただ、やっぱり『これだけで終わったらダメだって』半分、自制心みたいなものがあるかもしれないです。毎日、毎週、毎年走り続けてきてこその今日の記録なので。
ー俊さん、お休みは全然ないとおっしゃっていましたね
そうですね。
今月も今日を入れて2日間だけです 笑
ーどうしたら、そのモチベーションは保てるんですか?
そもそもモチベーションの概念で考えないんですよね。基本的に自分が頑張れる原動力として、自分のどこが優れていて、どこがまだ足りないのかを考え続けるっていうのがあるんです。やっぱり、モチベーションで物事を見てしまうと絶対上手くいかないですよ。テンション高い時もあれば、低い時もあるっていうブレ幅が出るてしまうのはどの業界においてもプロではないですから。やっぱり、お客様には100点満点のものを提供しなきゃいけないので、自分のモチベーションで外の自分を変えるのは、どんなに大変な時でも絶対にしたくないことですね。
僕は人生をゲームオーバーのない人生ゲームだと思って生きているので、死ぬまで挑戦です!
自分の敵は常に自分
ー俊さんの今後の目標などは明確にあるんでしょうか?
自分の人生に自分っていうとてつもなく大きい敵を見つけてしまったので、その最大の敵、自分に勝つ事ですね。やっぱり自分とは戦い続けて超えつづけないと、それまでの戦いが全てが無意味になってしまうので。
ー自分との戦いなんですね。
そうですね。
自分以外に敵はいないので。正直、人間なんて自己満で良いと思うんですよ。比べる必要もないのに、誰かと自分を比べるから自分が小さく見えるんですよ。
だから自分と毎日戦って、昨日の自分より、今日の自分に勝ったろうかなって。人生なんて毎日その積み重ねです。
ホスト=青春
ー俊さんにとってホストとは?
ホストは姫と一緒に作っていく青春だと思っています。
ー青春ですか
それぞれの節目に開かれるイベント事であったり、そこで色々な思い出をお客様と作り上げていって、苦しい時も、めちゃめちゃ嬉しい時も、お客様と一緒の時間を共有するっていう所で、こんなに美しくて泥臭いものはないのかなって思います。
しんどい事も多いですけど、しんどい事がなければ楽しいことも半減しますしね。小学校、中学校の時って、初めて経験することが多くて、めっちゃ楽しいですし、時間が経つのも遅いじゃないですか。それが年取っていくと盛り上がりも少なくなるし、時間が経つのもめっちゃ早くなりますよね。でも、新しい事に挑戦する、記録を狙っていくって、何かに向かってお客様と一緒になって命燃やしながら出来る事って、他の仕事ではないと思うんですよ。
それで+αお金を貰えたり、こんなに大きな表彰式があったり、この表彰式も、お金も莫大にかけてやってもらっていて、そういう場で表彰をされるっていう経験はこの世界のほとんどの人たちが味わえない経験だと思うんですよ。そこを目指せるっていう部分では僕は一生青春していたいなって思うんです。
家族
ーMILDROUSは俊さんにとってどのような存在なんですか?
MILDROUSは会長と僕で作ってきた大家族という感じですね。まだ最中なんですけどね。
ー家族ですか
はい。
家族だと思っているからこそ、自分勝手な失態で輪を乱すようなキャストがいればそれなりの判断を下しますし、たとえ結果が残せなかったとしても、自分の出来る事を精一杯やっているキャストは評価します。それがやっぱり家族だと思っているんで。でもそれは実はどの業界も変わらなくて、みんなで仕事しながらも、みんなが個人的な目標があって、その中で集合体としての高い目標とか、より良い場所を目指そう、みたいな。そういう厳しくもあり、暖かい場所がMILDROUSです。だから、MILDROUSって何かって言われたら大家族ですかね 笑
ホストの業界でも上司、部下っていう関係性は勿論あって、他の業界よりも結果主義な部分が強いですけど、でもお客様を呼べなくて売り上げが上がらない子の居場所もちゃんとあるんですよ。MILDROUSは正直、凄い奴らが集まってるんですよ。居ても居なくても変わらない子って居なくて、みんながみんな、それぞれにしかない物を持っていて唯一無二なんです。
ー以下、俊さん壇上スピーチより抜粋
今のMILDROUSの箱を持つ前は、他の店舗さんの箱を借りて営業していました。従業員も代表の僕と、七原会長、マネージャー、社長とプレイヤーが僕以外に2名の本当に小さな組織でした。結果が全てのこの業界で悔しい思いをした事も沢山ありました。僕の代表業が至らないこともあって会長が運営陣をめっちゃ集めて3分の2が運営陣だった事もありました。会長は『俺の見てない景色を見ろ』と、全力でバックアップしてくれて、みんなで合宿行ったり、ふざけたイベント打ったり、今ではMILDROUSも40人位まで増えました。
今年の壇上は僕しか立てていないですけど、来年ミルドラースはもっと盛り上がります。でも、結局自分との戦いなんですよ。毎日、毎日、今日はもういいかなってそんな自分が毎日出てきます。そこでもう一人の自分が出てきて言うんです。『昔の自分に戻ってもいいのか』って、その時にもう一度自分の中で確認するんです、『ダメだって』まだまだ足りてないから、正直満足なんか全然してないです。毎日、毎日結果に拘って自分と戦って、自分の色んなものいっぱい犠牲にして、そうしてやっと見れる景色が絶対にあります。
▼俊さんSNS
店舗名:MILDROUS
住所:新宿区歌舞伎町2-20-9 三経75ビル 2F
TEL:03-6233-9422